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すてきな三にんぐみ
・トミー=アンゲラー ・いまえ よしとも
【偕成社】
発売日: 1977-12
参考価格: 1,260 円(税込み)
販売価格: 1,260 円(税込)
中古価格: 600円〜
( 通常24時間以内に発送 )
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・トミー=アンゲラー ・いまえ よしとも
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カスタマー平均評価: 4.5
ふしぎなふしぎな三にんぐみ♪ 5才の息子がテレビから聞きかじって「どろぼうってなーに?」
と何回も聞いてくる(^^;)
ただ、まだまだかわいい年頃の子供に、ニュースの様な
リアルな回答をするのはちょっと早い気がして・・・。
そして思い出したのが、すてきな三にんぐみ。
ちょっと読んでみようかなと思ったのがきっかけです。
表紙からも分かるように、インパクトのある絵が特徴の絵本です。
影絵を思わせるような絵、色のコントラストはホントに独創的。
最初は怖くて暴れんぼうな泥棒さん。
しかし、出会った女の子により心が優しくなっていくというストーリー。
話が急展開するのであれれっ・・・とは思ったのですが
子供には分かりやすくて良かったみたいです。
「人の心は何かをきっかけに大きく変われるんだよ」と言う
作者のメッセージが込められてるのかもしれませんね♪
優しい怖さ 三人の大泥棒のお話。濃い青の背景に真っ黒の泥棒。児童書にしては暗い感じ。
でもなんとなく可愛らしい泥棒さんたち。彼らは、しっかりと戦利品を溜め込んでいくのでした。しかし、彼らはある女の子と遭遇してからはとってもいい泥棒さんに変化していくのでした。最後は、ほんとに心温まる終わり方で大好きです。
最近、人殺しもなんとも思わない押し込み強盗が起こっている中、こんな怖いけど優しい泥棒さんのお話を小さい頃に読んでいたら強盗するような大人にならないかも。
恐いけど滑稽!なユーモアたっぷりの絵本 小さい頃はこの本の恐くて不気味な雰囲気を感じながらも恐いもの見たさでよく読んでもらっていました。
大きくなって読んでみるとそのお話の深さにびっくりしました。
お話の初めの方はすごく不気味な雰囲気全開なのですがだんだんこの3人組は結構間抜け(?)ということが発覚し最後まで読むとユーモアたっぷりで心温まる作品だということに気付きます。
大人の方にも小さな子供にもおすすめの作品です。
ユーモラスな真っ黒な三人組の強盗の絵が印象的 表紙は怖そうですが、絵が素敵です。どことなくユーモラスで独特の味わいがあるように思います。黒い色が、ちょっと怖いですが、そこが、またこの作品の味ではないでしょうか?
結末は、なんだか日本の「ねずみ小僧次郎吉」みたいで、とてもステキですよ。
アンゲラーの作品は、他に、アンゲラーとウンゲラーの両方の名で訳がたくさんでているようです。アンゲラーは、この作品で、1998年度国際アンデルセン賞〈画家賞〉を受賞しています。
泥縄式に調べたら、「ウンゲラーはもともとグラフィックデザイナーで漫画や広告ポスターなど、大人向けの作品でも幅広く活躍。その風刺と毒気のきいた作風は、世界各国で人気を集めている」とのことです。
お話の世界にぐいぐいひきこまれます。 はじめは、黒ずくめのさんにんぐみを怖がっていた娘も今ではこの本にすっかり夢中です。ちょっぴり時代ががかったテンポの良い語り口調はこの本の雰囲気にぴったりです。
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[ 単行本 ]
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たいせつなこと (ほんやく絵本)
・レナード ワイスガード ・マーガレット・ワイズ ブラウン
【フレーベル館】
発売日: 2001-09
参考価格: 1,260 円(税込み)
販売価格: 1,260 円(税込)
中古価格: 500円〜
( 通常24時間以内に発送 )
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・レナード ワイスガード ・マーガレット・ワイズ ブラウン
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カスタマー平均評価: 4
娘に贈りました。 娘の6歳の誕生日プレゼントに選んだ本です。
はっきり言って、この年齢では良さがわからない本だと思いました。
ですが、成長していく娘が、悩みにぶつかったとき、前に進めないとき、
私がかけてあげたいと思う言葉が、最後のページにありました。
母親として、悩み、自信を失っていた自分も、
読んで胸が熱くなりました。私が言って欲しかった言葉は
これだったんだな、と気づいたら気持ちがラクになった・・・。
人生は楽しくて幸せなときだけではないことを、知っているからこそ
娘に贈っておかなくては、と思いました。
Discard it! This is one of the worst books I have ever read. Its title deceives us. We expect to see things like "kittens are cuddly," or "mothers love us." Instead we read "snow is white," and "rain is wet." We are led to believe there is something important in "whiteness" and "wetness," but these are merely descriptions of the world about us. In giving such bland descriptions, the author attempts to derive values from facts, in effect deadening our senses to what should be depicted for children as a wonderful world. The fact of the matter is, there's nothing important about this book at all. Discard it!
"a perfect book!"、だそうです。 さまざまな事物にとって、本質的に「たいせつなこと(the important thing)」って一体なんだろう?
ワイズ・ブラウンの提示する「たいせつさ」をひとつひとつ、
ほんとうにそうなのかな?、と考えながら読んでしまいました。
スプーンにとってimportantなことって何? 風にとってimportantなことって何?
中には、必ずしもわたしにとっては、腑に落ちないような回答もあります。
でも、それがワイズ・ブラウンの詩的直感に満ちあふれた個性ある回答なのかな。
そして、そうした個性を、まずは尊重することこそ、「たいせつなこと」なのかな、と感じました。
この絵本には、ものごとを表層ではなく、本質で捕らえるきっかけを与えてくれる力がありますが、
こどもならば、果たしてどう受けとめるんだろう? 興味が湧きます!
洋書版の解説には、"a perfect book!"と評された絵本、と書いてありましたが、
読後、まさに、その通り!と感心しました。
生きる基本 頭ではわかっていることが次々とでてきます。
でも、これを改めて読むと、普段の自分を反省しなければと痛感します。
乳幼児よりは小学生以上に読んでほしいのですが、小さい頃から子どもに何度も読み聞かせたいとも思います。
一番は世の中で悪いことをしている大人に読んでほしいです!!
みんなこの本にあるようなことを再認識してくれれば、生きるとは何か、優しさ、思いやりなどをもって世界平和につながると確信します!!!
たいせつな子供たちに 娘の入学のお祝いに購入しました。心に染みわたる優しい言葉と絵。大切なことはいつも変わらずここに存在しているよと教えてくれます。ゆっくりとながめていたくなる優しい穏やかな絵本です。大人になっても本棚にそっと置いておきたくなるおすすめの一冊です。
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[ 単行本 ]
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ウエスト・ウイング
・エドワード ゴーリー
【河出書房新社】
発売日: 2002-11
参考価格: 1,050 円(税込み)
販売価格: 1,050 円(税込)
中古価格: 1,820円〜
( 通常24時間以内に発送 )
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・エドワード ゴーリー
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カスタマー平均評価: 5
謎が謎を呼ぶ、そんな世界 エドワード・ゴーリーさんの著書を拝読したのは本書が二冊目です。この絵本には文字がありません。不気味な何とも不可解なデッサンの世界。老婆や床に横たわる人(死体?)、ドアの向こうにまたドア、壁にうっすらと映る黒い影、裸体の人…。後半に出てきた部屋に転がる丸太までが終いには何だか人のように思えて何だか恐ろしい。だけど惹かれて何度も見てしまう…。好奇心と恐怖の狭間に揺れる、まるで夜の闇や世界が怖かった子ども時代を思い出してしまいました。かと言ってこれは子ども向けの絵本ではない。大人の絵本。何だか奇妙な気持ちにさせられました。
夜、ふと思い出し背筋が寒くなる 白黒の、小さいサイズの絵本でお世辞にも華やかとは言いかねる。
文字が一切無く、「こどもが喜んで読む」のかどうかも不明。
最初は地味な建物内の画が続くが、だんだんとホラーじみてくる。
倒れている男。浮遊する影。うずくまる少女。
答えの出ない描写の連続に、
夜、ふと思い出し背筋が寒くなる作品だ。
ここはどこ?あなたはだれ?
”不安” この絵本の中には一切文字が出てきません。
絵本なのに、文字がない。これが一つの不安になっています。
また、出てくる絵も生きているのか死んでいるのか分からない人や連続したドア等どっちでも取れる表現がたくさんあり、不安にさせます。
何処の、そして何の西棟かも分からないその不安が、この本にはあふれています。
文字がないので当然答えも提示してありません。
自分で想像するしかなく、想像していくうちに怖くなってくる変な絵本です。
非常に面白い(笑えるとか、そういう意味ではありません)本ですが、お勧めはあまりできません。
せりあがる不安 何度も読み返すうちに、
ああ誰かお願いこの状況を説明して!!!と叫び出しそうになる。
ドアの向こう側のドアの向こう側のドア…
何かあるのでは…と勘繰ってしまう模様の絨毯・絵画・ツボ。
倒れている男は、死んでいるのか生きているのか…
水が半分まで溜まった部屋のようにも見えるし、からっぽの部屋にも見える部屋。
何でここにコレがあってアレがないのか。
暗がりが、すきまが、男が、女が、子供が、ドアが、部屋が、建物が、
全てが意味を持つようで、まったく意味を持たないようで。
とにかく怖いです。
言いようのない不安は、見れば分るはず。
西棟 これは、怖い絵本。
人間は、意味のわからないものを恐れ、また畏れます。
西棟には、我々の知らない様々なものが潜んでいるようですが、一切のインフォメーションはありません。
自分の足で確かめてみるしかないようです。
西棟では、特にもの凄い危険はないように思われます。でもそれも不確かです。
新耳袋が日本で流行ったのは、恐怖の真理、「意味がわからない・シュール」を突いたからであったように思います。
これはまさにその手法。ものの影が、よく分からない存在が、ドア自体が、建物自体が、我々に謎を提示してくるのですが、
我々にそれを解く方法は一切ないようにも思われます。
何はともあれ、西棟に入らないことには何も始まらないようです。
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[ 大型本 ]
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しゃっくりがいこつ
・S.D. シンドラー ・マージェリー カイラー
【セーラー出版】
発売日: 2004-10
参考価格: 1,575 円(税込み)
販売価格: 1,575 円(税込)
中古価格: 960円〜
( 通常24時間以内に発送 )
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・S.D. シンドラー ・マージェリー カイラー
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カスタマー平均評価: 5
最強にして最恐のお笑い芸人現れる
がいこつがコントを始めたら、こんなに怖いことはないだろう。
怖いというのはお笑い芸人にとっての話し。
まず表紙から笑わせてくれる。しゃっくりを止めようとして
鼻をつまみながら水をのんでいますが、スカスカの体では全く意味なし。
こんなネタをやられたら、人間ではとても太刀打ちできないですな。
しかし、中身をみると がいこつはかなりマジでこまっているよう。
彼(彼女?)は体が骨だけであること以外は、全く我々と同じように
日常生活を送っているのですから。シャワーもあびるし、歯もみがくし、
遊んだりもする。なんとか、しゃっくりを止めようと悪戦苦闘しますが、
果たして成功するのか。
ラストはちょっと意外。がいこつのしゃっくりはクセ者でした。
がいこつネタで笑える絵本としては
偕成社刊「みんながいこつ」もおすすめ。
しゃっくりってやっかいだよね しゃっくりって一回出ると止まらないですよね。ほんと、私、いつも止まるまでに長くかかるから、
がいこつさんの気持ちわかるわあ。絵がシンプルだし、はっきりしてるので買いました。
お話もすごくシンプル。小さい子でも大丈夫。。。あっ、がいこつがこわい子はダメか。
気の弱いかわいいがいこつさんなんだけど。。。
笑いのセンス 子どもの小学校のお母さんの間ではやっています。
この本で笑えるか、どこで笑うかでその人の笑いのセンスがわかるような・・・
ためしに教頭先生に見せたら、ゲラゲラ笑って「どこの出版社?」ってメモしてました。後日、職員会議で紹介したらしいです。よっぽど気にいったのでしょう・・・
子供が取り合いしています はじめは面白半分で子供(1歳3ヶ月)に読み聞かせたところ、
大うけ!3ヶ月たった今も、子供のお気に入りです。
「ほねのお手入れ」のシーンが大のお気に入り。
子供が絵本を取り合いして、うちのがいこつさんはボロボロです。
ガイコツさんがとっても困っています。 鼻をつまんで水を飲むとひゃっくりが止まる、って日本の言い伝えじゃ なかったの?中には、さかだちをして水を飲んで!という箇所も・・・ これって、アメリカの絵本なのに?と驚きました。ヒック ヒック とがいこつのしゃっくりが止まりません。 止まらなくて、生活に支障をきたすがいこつさんです。 歯をみがいたら、ヒック!その瞬間!!! あぁ〜(>_<)あごの骨が飛んでいってしまうのですもの(^^;)
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[ 単行本 ]
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アリスの不思議なお店
・フレデリック クレマン
【紀伊國屋書店】
発売日: 1997-11
参考価格: 2,940 円(税込み)
販売価格: 2,940 円(税込)
中古価格: 1,805円〜
( 通常24時間以内に発送 )
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・フレデリック クレマン
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カスタマー平均評価: 5
好きか、嫌いか、気持ちがいいかどうか・・・ この本は、好みが二分されると思います。絵とオブジェと、コラージュと文字、
全部まとめて一冊のアートです。だから、一枚の絵を、とても好きという人と、
嫌悪感さえ感じる人がいるように、この本も「なんじゃこりゃ」と思う人がいて当然なのです。
私は8年前、初版本に書店で出会って、ぐいっと引き込まれたタイプでした。
この本が置いてあったコーナーは私好みの本ばかりで、きっと店長とは感性が似ていたのでしょう。
フランス語がわからないのが残念です。
原書はきっと、もっとずっとおもしろくてきれいな本だろうなと予想できるから。
自分だけに深い意味のある物を、ブリキの缶や木の箱に大切にしまっているような人や、
他人にはぜったい見せない絵日記やスクラップを溜めている人なら、
きっと気に入るはずです。
持ってるだけでいいんじゃない? 面白いとか面白くないとかじゃなくて、この本は、持っていて、時々眺めるような、眺めるのが楽しい本だと思うのです。 挿絵が美しくて、詩のような言葉がなんとなくここちよい。本が好きで、これからもたくさん読むであろう子供よりも、大人になって、小さい頃おとぎばなしを読んできた人のほうが持っていて、その人なりの「価値」がある一冊なのではないでしょうか。
宝物になる一冊 不思議なヴィクトリア調のモノクロイラストや美しい写真の切り抜き、作者による幻想的な挿絵がいっぱいの本書は少女の憧れや思い出の断片を詰め込んだとっておきの一冊。作者フレデリック・クレマンが娘のために創ったそうです。
フランス的美学 おっとビガクって日本の固有名詞だったっけ。まあいいや。 「この本の良さがまったく分からない、綺麗は綺麗なんだけど・・」というカスタマーの言葉に引っ掛かってちょっと書いてみようと思ったのだ。訳が、まずい。相当なまずさ。 フランス語で読んだって「ふふふー・・ん?なぬ?なぬなぬなぬ?!」って結構ワケワカメな文章なので、それを文化背景の全く違うニホンゴに直す作業は可哀想なくらいキツイものがあったんだろうなぁ、ぐらいは分かるけど、でもヒドすぎ。 完璧に原語を壊しています。 でもその「コワレタ」本を眺めても「やっぱ綺麗だな」と思わせるところがクレマンさんの凄さ、なのではないでしょうか。 F.クレマンの著書は他に数冊読みましたが(日本では出てないけど)、なんか非常にポエティックで、もンのすごく自分ワールドいっちゃってるのね。 それが彼の醍醐味であり素晴らしいところなんだけど、子供向けの本はこの「アリス・・」だけだから、それが取っ付き易そうで却って意味難解(でもないか)になったのではないでしょうかね。 フランスそのものの書籍だと思います。
枕元に置きたい本。 昔ベッドの中で読んでもらったような話の端々が転がっている。 ページをめくっていると目を開けたまま夢を見ることができそう。 例えるなら香ばしいビスケット。美しい本。
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[ 大型本 ]
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英語でもよめるはらぺこあおむし (英語でもよめる)
・エリック カール
【偕成社】
発売日: 2006-10
参考価格: 1,680 円(税込み)
販売価格: 1,680 円(税込)
( 通常24時間以内に発送 )
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・エリック カール
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カスタマー平均評価: 5
一石二鳥 おなかがすいた’あおむし’が、
りんご、なし、すもも、いちご、オレンジなどを
バクバク食べます。
そして、きれいなチョウチョになります。
食べものの絵に、穴が開いていて、
ページをめくると、あおむしが
この穴からニョコっと出てくる絵が、かわいい。
数を数えたり、曜日(月曜日とか)の練習が出来るのも、
親としては、ありがたい。
この本は、英語と日本語の両方、書かれているので
小さい子供も、ひとりで読めるようになっています。
いいですよ? 大きめの本で、あおむしが食べる物も大きく、お腹を壊すのも納得(!?)
個人的には、家で読ませる本はこれくらいの大きさがあった方が好きです。
エリックカールさんの文は平易だしリズミカルなので原文もいいのですが、
字が読めるようになった息子には自分で読みたいという欲求も・・
英語にするか日本語にするか迷っていたので、これはまさにうってつけ。
このての本がもっとあればいいのになぁ?と思います。
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[ 大型本 ]
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かようびのよる
・デヴィッド ウィーズナー
【徳間書店】
発売日: 2000-05
参考価格: 1,470 円(税込み)
販売価格: 1,470 円(税込)
( 通常24時間以内に発送 )
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・デヴィッド ウィーズナー
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カスタマー平均評価: 5
火曜日の夜が待ち遠しい(笑) 内容も何も分からずに手にして開くと、絵本の世界に入ってしまったような感じになりました。
絵がきれいでイキイキして笑えます。言葉がなく絵だけで話が伝わる絵本がある事に感動したほどです。
何度も繰り返して見てしまう絵本でした。
ファンタジーの魔法が生き生きと息づいている絵本 文章は、次の四つだけ。「かようび、よる8時ごろ・・・」「よる 11時21分。」「よあけまえ、4時38分。」「つぎの かようび、よる7時58分・・・」 もう、これ以外に訳しようがないってぇくらい、すっきりとした訳文なんだな。ある意味、訳者泣かせの絵本と言ってもいいかも(笑)
この絵本の魅力は、なんと言っても、絵の数々に生き生きと脈打っているファンタジーの魔法。アメリカのある町で、火曜日の夜に起きた奇想天外、珍無類の出来事が、映画のフィルムが回るような感じで展開していきます。かえるたちがたくさん出てくるんだ。彼らの表情、行動がとっても愉快で、ユーモラスで、楽しかったなあ♪
横長の見開き二頁にまたがった絵の中の風景に、のびのびとして自由なファンタジーの空気が息づいている、そんな絵本。ラスト二頁のユーモアに、思わず「万歳!」 絵本の中の世界に、どぼーん。飛び込んでみたくなりました。
小4おはなし会で大ウケ ウィーズナーの本は全部大好きなのですが
特にこの本はあちこちで読み聞かせにおすすめされてます。
でも開くと字が少なくて、初心者はまずヒキます。
こんなの間が持たないよ?って。
しかし自信を持って、ばん!と開いてゆっくり時間をとって見せてあげれば
子どもたちは勝手に大ウケしてくれます。
表紙の見返しに「この話はアメリカのとある町で本当にあった話です…」
とかいう惹句がのってるので、
表紙を見せる時に読んでやるとさらに効果的。
たまたま火曜日のおはなし会だったので
終わりに「今夜をお楽しみに」などと言うとさらにどよめきが。
ちゃんと遠目もきくし、ちょこっとした気分転換におすすめ。
前に読んだ本の内容が吹き飛ぶほどウケることがあるので、気をつけて。
同じような本に「ふしぎなナイフ」も。
かえるたちが? これって説明いらないんじゃないの?っていう絵本です。
訳者がいるのさえ信じられないって感じ。
かえるが一匹ずつ堂々としているっていうか、
次はやっぱ豚かよっていう・・・
でもねえ、子どもたちは好きなんですよ。こういう説明の要らない
なんていうのかな。圧倒的な感じ。
ふしぎなよる これは息子(4歳)の大のお気に入りの一冊です。 もちろん私も大好き。言葉はほんの少ししかないので、読み聞かせというより、 「これみて!」「このカエルはこっちではここだよね」「こんなことしてる〜!?」 と思わずページの続き具合や絵の細部をなめるように観てしまう… そんな絵本です。 何回ひらいても飽きなくて、そのたびにこの不思議ワールドにひきこまれて カエルと一緒に遊泳してしまいます。 ウィーズナーは語り過ぎないようにみせて、実は非常に雄弁な絵本作家だと思います。 続編もありますが、私はこれが一番好きかな。 続編というのはどんな作品もむずかしいですものね。 大人も充分楽しめるので、この絵本は友達へのプレゼントの常連です。
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[ 大型本 ]
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どんなにきみがすきだかあててごらん (児童図書館・絵本の部屋)
・アニタ ジェラーム ・サム マクブラットニィ
【評論社】
発売日: 1995-10
参考価格: 1,365 円(税込み)
販売価格: 1,365 円(税込)
中古価格: 699円〜
( 通常24時間以内に発送 )
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・アニタ ジェラーム ・サム マクブラットニィ
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カスタマー平均評価: 4.5
ほんと 本当に、いろいろな考え方があるんですね。
私はそんなこと あんまり、というか全然考えず、
立ち読みしながら 涙してしまい
「彼にプレゼントしよう!」と思い、
プレゼント用にラッピングしてもらい
喜んでもらいましたよ。
そして、
「男女問わず、好きな人にこの本贈りたいなー」と
思ったのですが。
なお、英語版にも目を通してみることにします。
計り知れない愛で愛されてる安心感 毎日愛おしい子供の寝顔を見てるとこの絵本を思い出します。
私は単純に子供もオトナも無条件に大きい愛情に包まれてる安心感が必要だとオモウから。ムキになって競って答えてるとか自己満足だとは受け取らなかった。やっぱり自分が愛してて欲しいと思う人(自分の両親)なら自分より多く愛してもらっているって思いたいのが子供だと思う。愛情をたくさん受けていると感じて育つ子は幸せで、外で辛いことがあっても帰るトコロがあるのは大切なことに感じます。
いろんな感じ方があるもんだ この本をAmazon.com で検索したら、低い評価をしてる人が多くて驚いた。びっくり。
理由は「愛情の大きさという量りがたいものを親子で競う」、しかも「子供の精一杯の気持ちを、親が一枚上手(うわて)をいくことで常に踏みにじる」ということに対する嫌悪感のよう。「自己満足に陥っている最悪の母親の典型像」という意見まである。
私はこの本、かなり好きですが、それでもこういった意見を読んで「なるほど、わかるわ」と思ってしまいました。そう・・・そういう親に育てられると、子供は苦労しますな。アダルトチルドレンてやつ。
私が思うに(親だとしたら)この親ウサギは、「自分のほうがもっとあなたを好きだ」なんてマジで思って言ってるわけではないんじゃないかしら。(ほんとにマジだったら、確かにヤバイ。子供にとって、親はほとんど「神様」であり「全て」です。そういうことに気づけない親・・・よくいますけどね。)
「どっちのほうがより好きか」なんて、本気で競うような気持ちなんかさらさらなくて、
ただ「お母さんのほうがもーっと好きよ」と言われると、子供は自分が負けて悔しいのと同時に、くすぐったくてうれしいこともよく知ってるから、二人で言葉のふざけっこを楽しんでるだけだと思う・・・私はそう受け取りましたけど。
「あなたも私をいっぱい愛してる。私もあなたをいっぱい愛してる。」という、最高に幸せな気持ちを楽しんでるだけだと思う。
でも、そういう否定的な意見、確かに見逃せないです。
大人は子供に対する時、あらゆることを決めつけがちになってしまうものだし、子供のようにちゃんと「感じる」ということを、決定的に忘れがちなもの。実はこの「感じることの欠落」こそが、今の不穏な社会情勢にさえ繋がっているのだと思います。
子供の声も、自分の「奥」の声も、ごまかさずちゃんと聴くこと。それが絶対に忘れちゃいけないポイントかもね。この本に限らず。
訳が悪い 内容はほろりとさせられ、とてもよい絵本なのですが、 訳が悪すぎます。私は訳を書き直して読み聞かせています。 子どもの本は、「詩」のように言葉を選び丁重に訳してほしいです。
父親の意地?? 将来の自分を見た感じがしました 似たような表現のくり返しに正直うんざりするかと思います。 物語のラストを読むまでは...。 幼児の退屈な言葉遊びです。 親子の単なる会話です。 しかもウサギという何の変哲もない生き物の親子なのです。 イラストも他の絵本に比べ、「下手かも」と思っちゃいました。 本当に普通より少し劣る絵本だと思いました。 物語のラスト3ページまでは...。 ラスト2ページに来たとき、思わず涙が 「ホロリ」と出そうになりました。 ウサギの親子が、自分とゼロ歳の息子に重なって見えたからです。 しかし、ラストには大どんでん返しが待っていました。 そのどんでん返しに思わず「クスリ」とさせられました。 父親の意地というか、大人気なさというか。 何だか将来の自分の姿を見るような気がしてまた泣けてきました。
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[ 大型本 ]
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いつまでもすきでいてくれる? (児童図書館・絵本の部屋)
・メリッサ スウィート ・マーガレット・P. ブリッジズ
【評論社】
発売日: 1999-09
参考価格: 1,260 円(税込み)
販売価格: 1,260 円(税込)
中古価格: 800円〜
( 通常24時間以内に発送 )
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・メリッサ スウィート ・マーガレット・P. ブリッジズ
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カスタマー平均評価: 4.5
確かめたくなるようです 5歳の娘は叱られるといじけてしまうタイプ。
いつも夜寝る前には絵本を読んで寝かしつけるのですが、
叱った後には大抵この本を選んできます。
最後の「ママはいつまでもだぁいすきですよ」という一文を読ませることで
怒りんぼ母ちゃんの愛を確かめたくなるみたいです。
なるほどな、、と毎回ワザと策にはまっています。
水彩画の色合いが美しく、親も子も素直になれる本だと思います。
いつもいつも、いつまでもね。 5歳になったばかりの息子の、大好きな絵本です。
以前は私が全部読んでいましたが、今は、私が「ママ」息子が「ぼく」を
担当して読みます。
読み終わった後の息子はぱあっと明るくうれしそうに、
でもほんの少し照れたような表情も見せながら笑い、
読み終わった後の私も、心の中になんともいえない
あたたかな気持ちでいっぱいになります。
「どんなぼくでも、好きでいてくれる?」という問いかけは
「どんなぼくでも、好きでいてね!」という「ぼく」からのメッセージ。
親も、子も、お互いの愛情を深く感じられる、素敵な絵本です。
最後の「いつもいつも、いつまでもね」を声に出して読むと、
自然と、そのページの挿絵と同じように、ぎゅっと抱きしめてしまうのです。
ギュってして! 自転車に乗ってお母さんと家へ帰る途中の会話が物語になってます。
お母さんの愛情を確認するために帰る途中目に入った色々なものに僕がなったらお母さんはどうする?と質問します。その度にお母さんは愛情たっぷりでユーモアたっぷりな答え方をします。4歳の娘は私にも同じ質問をして、同じく答えると嬉しそうに笑いギュってしてって言います。
ぼくとママのあったかい絵本 ぼくが ○○になちゃったら それでも かわいいとおもう?
そうやって「ぼく」は「○○」に様々な言葉を入れては、「ママ」の
愛を確かめようとします。そのたびに「ママ」のこたえる言葉は、
なんてユーモアと愛情に満ちているのでしょう。
その絶妙な内容の返事が楽しみで、「ママ」の応えるページを
繰りながら、「ぼく」と一緒に読み手までワクワクしてしまいます。
「りんごのきになっちゃったら?」
「ママはりんごをつんで あまいジャムをつくってあげる」
「えほんになっちゃったら?」
「きっとよむのが やめられないわ」
「おほしさまになっちゃったら?」
さあ、「ママ」はどんなふうに応えてくれるでしょうか…。
さらっとした絵とほのぼのとしたやりとりがあたたかい絵本です。
ただ、「ママ」の応えるページの絵は愛らしく工夫されているのですが、
「ぼく」がたずねるシーンの絵は、今ひとつさえません。
子供らしい奇想天外な質問をする場面の生き生きとした雰囲気を
もっと絵として表現できたら、素敵になるんじゃないかと思います。
ずっと大好き。 娘に買いました。読み終えてから「ママのこと大好き」とひっついてきました。
ぼうやが「ぼくのことすき?」とたずねると、愛情あふれる言葉で「あなたのことずっと大好き」と伝える母親。何気ない会話の中でこれほどの愛情を伝えているすばらしさ!!私もこんな母親になりたいですね。お休み前の絵本として最適です。
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[ 大型本 ]
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闇の夜に
・ブルーノ・ムナーリ
【河出書房新社】
発売日: 2005-07-20
参考価格: 3,045 円(税込み)
販売価格: 3,045 円(税込)
中古価格: 3,022円〜
( 通常2〜3日以内に発送 )
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・ブルーノ・ムナーリ
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カスタマー平均評価: 5
面白かった 創造をかきたてられる本。
久しぶりに、童心に戻って、わくわくしながら読めました。
大人でも楽しめると思います。
子供にも読ませたい。
半世紀を経て翻訳された名書 構成は、おおきく3つのパートから成り、夜に散歩する者の視覚を 追体験するような趣向になっています。遠くポツンとひかる灯火の正体は? 朝霧にかすむ草原の先は? 壁画にあふれる洞窟の出口は? ページの穴や紙質を生かした遠近感の演出が見事。 『ページをめくる=歩く』 という二つの感覚がシンクロする快感を、ぜひ味わってください。 原書がでたのは1956年! 当時の読者が感じたであろう 感激は、今でも伝わってきます。
ムナーリファン待望の一冊。 「霧の中のサーカス」と並び非常に人気の高い「闇の夜に」が、ついに日本語版として発刊。 この日本語版はとてもクオリティが高く、イタリア語版と同じ装丁、同じ紙質と非常に凝った作り。日本語も美しくレイアウトされ、オリジナルの美しさが損なわれる事はありません。 何より辞書なしで読めるのがうれしい!
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