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[ 大型本 ]
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タンタンアメリカへ―タンタンの冒険旅行 (タンタンの冒険旅行 (20))
・エルジェ
【福音館書店】
発売日: 2004-12
参考価格: 1,680 円(税込み)
販売価格: 1,680 円(税込)
中古価格: 1,200円〜
( 通常24時間以内に発送 )
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・エルジェ
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カスタマー平均評価: 5
ついにアメリカ! タンタンの最新日本語翻訳が出ました。 タンタンもアメリカへ上陸しました。 ショップとかでラストの紙ふぶきのシーンのイラストは よく見かけますが、今回の旅でもタンタン、スノーウィ、ハドック船長 等のおなじみのメンバーが大活躍です。 次の、「タンタンソビエトへ行く」も楽しみです。
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[ 大型本 ]
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ともだちからともだちへ
・ティファニー ビーク ・アンソニー フランス
【理論社】
発売日: 2003-03
参考価格: 1,365 円(税込み)
販売価格: 1,365 円(税込)
中古価格: 956円〜
( 通常24時間以内に発送 )
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・ティファニー ビーク ・アンソニー フランス
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カスタマー平均評価: 5
ともだちのありがたさ 私も、大切な友人の「ほんとうのともだち」でありたいと思った。
受身で待っているのではなく、自分から行動することが大切なんだ・・・!
ともだちの素晴らしさが、なんとも温かく優しく心に沁みる。
涙を抑えられなかった。
最近引きこもりがちの貴方、ぜひ読んでみてください。
ティファニー・ビークのイラストも最高!
なんてステキな手紙なの! 絵が最高にカワイイ! カエルの部屋のインテリアなんて、ほんとたまらないです。おはなしはステキな手紙の差出人探しから意外な結末に驚きました。“パジャまんま”だった私も、おでかけしたくなりました。
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[ 大型本 ]
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リサとガスパールのレストラン
・アン・グットマン
【ブロンズ新社】
発売日: 2005-10-20
参考価格: 1,260 円(税込み)
販売価格: 1,260 円(税込)
中古価格: 800円〜
( 通常24時間以内に発送 )
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・アン・グットマン ・ゲオルグ・ハレンスレーベン
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カスタマー平均評価: 4.5
おとなにこそ 読んでもらいたい作品です。 リサとガスパールは海辺のレストランに行きますが、そこでいたずらいっぱいやってくれちゃいます。
なんでお魚料理が嫌いかというと…
リサってやっぱり・・・ いたずら好きですね。内容がどうこうというよりは、絵が好きで買ってしまうのでうちの2歳の息子にはちょっと内容的に難しい?ようです。でももう少し大きくなったらこのおかしさ、わかるかな。
やっとでました。 10月15日に発売された「リサガス」新刊。 今回は海辺のレストランでのリサガスが子どもなら誰でも思うようないたずら心が満載で。。。 ぜひぜひ扉絵も見てね。かわいいから。。。
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[ 大型本 ]
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ガスパールびょういんへいく
・ゲオルグ ハレンスレーベン ・アン グットマン
【ブロンズ新社】
発売日: 2001-09
参考価格: 1,260 円(税込み)
販売価格: 1,260 円(税込)
中古価格: 795円〜
( 通常24時間以内に発送 )
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・ゲオルグ ハレンスレーベン ・アン グットマン
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カスタマー平均評価: 4
もう!ガスパールったら。 ガスパールったら・・・としかいえなくなっちゃうのだが、とにかくかわいい。 こどものときってみんな多かれ少なかれ、こんなことを考えていたよね。なつかしくなる。
子供向けの絵本としてはおふざけしすぎじゃないの(怒) あいかわらず、いたずらっこのガスパール/リサ。このシリーズのたいていのヤツはリアルな子供らしさにあふれ、そのわがままこずるさこざかしさも許せてしまえるかわいらしさがあるのですが、この本はやりすぎです!絶対良くないです。自慢のキーホルダーを盗られないように飲み込んでしまうガスパール、(こんな事絶対マネして欲しくない)上に、病院で手術して取り出すことになるという大変重たいテーマを風邪ひいてチョコアイスもらってよかった、(リサかぜをひく参照)と同じような軽いタッチで描写する、それでいいのか、と思います。最後には大きなレーシングカーまでもらってしまって、いいのか?「リサ」シリーズは説話的な気分とはサラサラ遠いもの、とはわかっているものの、ここまでふざけられるとやり過ぎです。ワタクシは命や医療の重みを軽視したこのような本は子供に読ませたくありません。
病院ぎらいのお子さんに 病院が苦手な3才の子どもに読んであげようと思い購入しました。読み聞かせながら「病院はこわくないよね」「お医者さんたちがガスパールを治してくれたね」と子どもと話をしながら楽しく読みました。リサとガスパールのシリーズには、対象年齢が大人なのか子どもなのかはっきり分からないものもありますが、この作品は幼児にも向いていると思います。主人公が病院に行く−手術を受ける−病気が治る、という話の絵本は珍しいので、病院ぎらいのお子さんを持つ親御さんにはお薦めです。
ぎゅーーっって抱きしめたくなる可愛らしさ。 ガスパールを愛さずにはいられなくなる一冊です。 子供の無垢な心を大事にしたくなります。 ストレス社会で傷ついた心にホッとさせる 大きな癒しのパワー炸裂のとにかく可愛い絵本です。
Gaspard in the Hospital アメリカ映画とフランス映画、どっちが好き?ってきかれたら私は迷わず、フランス映画派です。(うーん、アメリカ映画にもいろいろあるけど・・、とりあえず。)このリサとガスパールのシリーズもそんな感じに似ているかな?フランス映画を良く見る人はきっと「それ」を感じるはずです!エスプリ?うーん、この小洒落たディテイルの表現が生み出す、にやっとしながら読んでしまう面白さは、やはりフランスが産んだものなのかな。さて、今回、ガスパールは病院に入院してしまいますが、ただの入院じゃないんです、なんとなんと、とこの後は読んでからのお楽しみですが(本当は書きたい!)やはり、しっかりおしまいにはオチまでついて、パーフェクト!!大人だったら5分もあれば読めてしまいますが余韻は結構持ちしますよ。でもこれって子供向け絵本なのかな?フランス人の子どもたちは理解しちゃうわけ?もし、そうならそれってすごい。日本人の子どもだったらこの一つ一つのエスプリ(って言ってしまっていいかわからないけど)は理解できないとおもってしまいます。でもいずれ、こんな感性をもった人になって欲しい、と思いながら、読み聞かせをしてあげたいです。最後に。リサと、ガスパールうちにも欲しいなあ、同居してみたいです。
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[ 大型本 ]
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あいしているから (児童図書館・絵本の部屋)
・パトリック ベンソン ・マージョリー ニューマン
【評論社】
発売日: 2003-10
参考価格: 1,365 円(税込み)
販売価格: 1,365 円(税込)
( 通常24時間以内に発送 )
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・パトリック ベンソン ・マージョリー ニューマン
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カスタマー平均評価: 5
あいしているから あいするってこぅいうことなんだ…わかっているようでわかっていなかったのかもしれない…大人に読んで欲しい絵本です☆生き物を飼った時、子どもに読んであげるのもいいかもしれません(^-^)
むずかしいけれど、大事なこと。 この本には、
「だって あいしているんだもん」という言葉が
2度出てきます。
最初はモーグくんが、ひなどりを離さないと決めた時、
そして次は、ひなどりを離してあげると決めた時。
私はいつも、2度目の「あいしているんだもん」を読むときに、
姪を抱き寄せて目を見て、ゆっくりと言うようにしています。
姪は5月で3歳になります。
あいしている、という言葉の意味はよく分からなくても、
私が大事なことを伝えようとしていることは、感じているようです。
美しい絵、登場人物のやわらかく短いセリフ、訳の素晴らしさ、
大人が感動して伝えられると、
子どもの心にも届くものだと実感します。
愛するとは....... ”愛するとは、相手にとって本当に必要なことをしてあげること。”
パトリック・ベンソンの素朴ないじらしさが伝わってくる独特な絵を楽しんでください。
愛するとはどういうことかを忘れないために、そっと傍らに置いています。
愛とはなにかかんがえさせられます。 モグラ君が巣からおちてしまったひな鳥を家に持って帰ります。献身的に一生懸命そだてていると、やがて羽をはばたかせるようになります。モグラ君は小鳥が飛んでいってしまうと思い、鳥かごにいれてしまいました。 モグラ君の両親は、”野生の鳥だから逃がしてあげなさい”といいます。でもモグラ君は「あいしているから、ずっと一緒にいたい」といいます。小鳥は鳥かごの中で暗くなっています。そこにおじいちゃんがきて、鳥がどういうものか、本当に愛しているならなにをすればいいか、ある風景をみせて、モグラ君の気持ちを切り替えることが出来ました。本当に愛しているとは??を考えされられる本です。最近監禁事件が多いですが、まずそういう犯罪者にこの絵本を読んでほしいと思います。3歳の息子はふざけて、鳥は放してあげないの!といっていますが、心の中では分かってくれているような気がします。絵も優しくて、読みやすい本です。
あいしているから モグラのモール君が小鳥と出会って大事に育てるお話です。 全篇、綺麗な絵で、絵を見てるだけでも、優しい気持ちになります。 子供だけでは無く、大人が見ても楽しめる本ですが、内容も絵も感動出来る本なので是非子供に読んで上げたい本です。
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[ 大型本 ]
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おさるのジョージ しょうぼうしゃにのる
・アンナ・グロスニクル ハインズ ・マーガレット レイ ・ハンス・アウグスト レイ
【岩波書店】
発売日: 2006-04
参考価格: 945 円(税込み)
販売価格: 945 円(税込)
中古価格: 600円〜
( 通常24時間以内に発送 )
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・アンナ・グロスニクル ハインズ ・マーガレット レイ ・ハンス・アウグスト レイ
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カスタマー平均評価: 0
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[ 大型本 ]
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365まいにちペンギン
・ジョエル ジョリヴェ ・ジャン=リュック フロマンタル
【ブロンズ新社】
発売日: 2006-12
参考価格: 1,680 円(税込み)
販売価格: 1,680 円(税込)
( 通常24時間以内に発送 )
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・ジョエル ジョリヴェ ・ジャン=リュック フロマンタル
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カスタマー平均評価: 5
ペンギンもののユーモア絵本 世にペンギンものの愉快な絵本は数々あれど、これもまた楽しい絵本です。最後は久しぶりに大笑いさせてもらいました。しかし、環境問題について明らかな認識不足があります。その部分は私としてはちょっとどうかなと思うのですが…。そんなばかな!と、子ども達と笑い合いながら読むのがこの本の正しい読み方でしょう。環境絵本としては問題がありますが、ユーモア絵本としては秀逸です。
テンポよく 最後になるほど 新聞の絵本の紹介を見て購入してみました。
挿絵がとてもめりはりがあり 目をひきますし ページが進むたびペンギンの数が増えていくと子供も夢中になっていきました。家族でペンギン対策を練る場面もとても楽しいです。
毎日毎日届くペンギン なんとなく話のオチがわかるかな?と読み進めていくと最後には作者からの大切なメッセージが!それから最後におきまりの(?)オチがあり 子供と一緒に楽しめました。
数学の本か!?と思うけど、意外な結末 外国の、特に私たちにあまり馴染みがないような国の人が書いた絵本を購入してみようかな?と思って探しているうちに行き着いた本。ペンギン好きでもあったし、即買いしてみた。毎日1羽ずつ、ペンギンが宅急便で届く、という展開が娘達に受けているよう。途中、ペンギンを整理するパパが、算数を始めてしまうあたり、「もしかして早期教育ねらっている?」と勘ぐりたくもなりますが。
最後はもっと意外な結末。これは実は非常に教育的な絵本なのかも。でも、色遣いも展開もやっぱり日本人とは違う個性で、でも日本人になじみやすい現代的な内容で、親子共々気に入ってます。
ニヤリとするエコ本 カワイイペンギンがいたるところ…というよりペンギンだらけ!毎日届けられるペンギンはどこの誰から?謎あり、笑いあり、エコロジーありの楽しくてカワイイ絵本です。 黒とオレンジの絵は、斬新でさすがヨーロピアンの絵本だと思いました。ペンギン好きな大人から子どもまでみんなで楽しめる一冊です。
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[ 大型本 ]
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カロリーヌのゆきあそび (カロリーヌとゆかいな8ひき)
・ピエール プロブスト
【BL出版】
発売日: 1998-12
参考価格: 1,050 円(税込み)
販売価格: 1,050 円(税込)
中古価格: 391円〜
( 通常24時間以内に発送 )
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・ピエール プロブスト
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カスタマー平均評価: 5
ボビーが飛んじゃう やんちゃなボビーがジャンプ台から飛んじゃった
体が軽いから記録更新しちゃった
雪で転んでも痛くは無いけど
氷の上は痛いスケートの指導はカロリーヌ
衣装も可愛いです
わかる、わかる、スキーの話 カロリーヌと仲間の動物達がスキーに行くための準備をしている場面、それぞれが自分の準備に一生懸命。アノラックは?靴のサイズは?長いスキー板を振り回しているのか、振り回されているのか、店の人達の困惑した表情にクスッ。昔初めてスキー旅行を控えた時のテンヤワンヤを思い出します。
そして、いよいよスキー場。キックターンに格闘している動物達、これも昔の長いスキー板時代を思い出させます。リフトに乗っている時の動物達の様子もそれぞれで面白いです。
スケートでは他の仲間達が転びまくっている傍をスイスイ滑っている猫のノワローとプフの得意気な表情も可愛らしいのですが、この2匹、最後に・・・とまあ、その他次から次へといろんな事が起こり、ゆきあそびを絵本で満喫出来ます。
なつかしの名作。 子供のころ大好きでした。カロリーヌ達がスキーやボブスレーやスケートを個性的に(笑)満喫してて○。表情豊かで躍動感あふれるイラストに10ヶ月の息子も指差しします。スキーのジャンプをして遥か遠くに飛んでいってしまった白黒の犬のボビーが、みんなが必死に探してる中、ちゃっかり人の家でお茶をご馳走になってるシーンが昔から大好きです。
いつの時代も新鮮 子供の頃、もう30年近く前に読みました。そして、大人になってから、この本と再会し、子供の頃の大好きだったページを見つけて感動しました。お話も楽しくて、絵も新鮮で、とても30年も前のお話とは思えません。子供と一緒に子供の頃に戻って、楽しんでいます。
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[ 単行本 ]
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リサのおうち
・ゲオルグ ハレンスレーベン ・アン グットマン
【ブロンズ新社】
発売日: 2002-05
参考価格: 1,260 円(税込み)
販売価格: 1,260 円(税込)
中古価格: 700円〜
( 通常24時間以内に発送 )
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・ゲオルグ ハレンスレーベン ・アン グットマン
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カスタマー平均評価: 5
リサちゃんちはすごい! フランスにあるポンピドーセンター。 こんなところにリサちゃん家族はすんでいるのです。 ちょっとガスパールのおうちとは全然違うんだけど・・・一度行ってリサちゃんを探してきたい。
パリに行った気分? パリのポンピドゥーセンターが舞台です。 実際にある建物なので、「パリに行ったら寄ってみようかな?」とか思っちゃいます。柱の陰からリサが見てるような気分になれそうな気がして。 ガスパール一家がベニスに行くお話(未訳)もゴンドラが出てきたりしてます。
リサはパリジェンヌ? 「リサ・シリーズ」第9弾。リサが、住んでいるおうちを紹介してくれます。その家とは、なんとパリに実在するポンピドゥーセンター。2人の建築家がつくった、世界的な観光名所です。リサは、他のシリーズと同じように、今回もやんちゃぶりを発揮します。子供が見て真似をするのではないかと、ちょっとひやっとしますが、最後には彼女なりに反省するので、安心して読み聞かせられます。ただ、パイプのおうちや、パパの手作りの「すべりだいベッド」がかわいいので、「これがほしい〜!」とおねだりされる覚悟が必要かもしれません。 ところでこのシリーズ、英語版もあるんですが(原書はフランス語です)、翻訳される順番が日本語版とは違うようです。「Gaspard on Vacation」「Gaspard at the Seashore」の2冊は、まだ日本語版がありません。私は、リサも好きだけどガスパールのファンなので、ガスパールが主人公のこの2冊が翻訳されるのが楽しみです。
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[ 単行本 ]
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地下鉄
・ジミー
【小学館】
発売日: 2002-10
参考価格: 1,365 円(税込み)
販売価格: 1,365 円(税込)
中古価格: 429円〜
( 通常24時間以内に発送 )
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・ジミー
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カスタマー平均評価: 5
絵、内容とも言うことなしの5つ星☆ この本を原作とした映画『サウンド・オブ・カラー』をたまたま観たのがきっかけで購入しました。書店になくて、内容もよくわからないまま取り寄せましたが、その判断に間違いがなかったと確信しています。鮮やかで繊細な絵は長く見ていても飽きないし、たった一行の短い文章は一つ一つが印象的なものばかり。読むときの自分の立場や気持ちによって必要となるページはその都度変わっていくと思います。大切な人にも贈りたくなる、とても素敵な一冊です。
ページをめくるのがもったいない
ジミーさんの他の作品を少しずつ読んでいるのですが、この本も素敵でした。
ページをめくるごとにとても丁寧に書き込まれた絵は、どれくらいの時間眺めても飽きません。
色使いやデザインも素敵なのですが、主人公の女の子にはたいへん 魅力を感じます。
分厚めの本のため、この後どうなっていくんだろう…と、ドキドキしながらページをめくっていくと、
早く続きが読みたいんだけれど 読み終えてしまうのがもったいないような
そんな気分になります。
静かな場所でゆっくりと味わいたい本です。
絵が素敵すぎます☆☆☆ なんてきれいな絵と言葉を持った絵本なんだろう、と思いました。 絵本にしてはページ数も多く、読みごたえというか見応えがあります。詩集と画集を同時に見てるそんな気持ちになりました。とてもきれいで鮮やかな色と絵で、1ページに1行程度の文章。それなのに心にぐぐっと来ました。ノスタルジックなような、メルヘンチックのような、文章が伴っていなければ、ただのきれいなイラストなのかもしれない。それでも、切ない文章があるから心に重く、深く、優しく響いてきます。 私的に、今までで会ったことの無い感じの絵本で、後頭部をがつんと殴られたような衝撃でした!!
今ある自分を受け入れて、一歩踏み出す勇気を与えてくれる美しい絵本、幸せとは何かを考え 地下鉄の入り口で、天使に「サヨナラ」と言われた日から視力を失った少女がいました。光のない世界に慣れた15歳の少女は、再び地下鉄へと向かいます。光のない世界がどのような世界なのかを本当に想像できる読者は少ないでしょう。私もそんな読者の一人です。 地下鉄の中で居場所を失う少女、地下鉄の音に象の行進を想像する少女、地下鉄のはるかかなたに潮騒の音を聞く少女、いくたびもまちがった電車にのり、まちがった駅で降りる少女…少女が新たな世界へと踏み出してゆく地下鉄の旅は、切なく、悲しく、美しい旅です。 目が見えていても、目が見えなくても、「世界は 出口のない 迷路」なのかもしれません。視力を失った少女の地下鉄の旅は、私たちの人生の縮図のようでもあります。 思い切って、地下鉄にのった少女は、遠い日の記憶を辿り、明日への思いを馳せるようになりました。「幸せは ほんの近くに 隠れているかもしれない」と少女は感じました。そして、「心に輝き始めた かすかな光」を探してみようと思うようになりました。 目が見えていても、目が見えなくても、幸せとは、「心に輝き始めた かすかな光」を感じることなのかもしれません。今ある自分を受け入れて、一歩踏み出す勇気を与えてくれる美しい絵本、幸せとは何かを考える機会を与えてくれる奥深い絵本です。
ぼーっとしちゃいます きっかけはウォン・カーウァイが好きだから、でした。 でも、絵がとても色鮮やかで、言葉は恍惚とさせるというか、吸い込まれる思いでぼーっと読み耽ってしまいました。 正直ラストにはハッとさせられました。私は、自分で目が見えると思いこんでいるけれども、本当の姿が見えているのかなぁと思い、思わず瞳をつぶってみました・・。 切ない時間を「まぁこんなのも良し」と思わせてくれる、秋の夜長にピッタリな絵本です。
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